2.2.32

まず表を書いてみる。

nn 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17
[n][\sqrt{n}] 1 1 2 2 2 2 3 3 3 3 3 3 4 4 4 4 4
f(n)f(n) 2 3 5 6 7 8 10 11 12 13 14 15 17 18 19 20 21

ちょうど平方数となる部分を飛ばすようになっているのでf(n)f(n)は平方数になりそうにない。 どのような数nnに対してもf(n)f(n)が平方数とならないことが示せれば、数列f(n),f(f(n)),f(n),f(f(n)),\ldotsが 平方数を持たないことが示せるので代わりにこれを示す。

背理法を用いる。ある自然数n>1n>1X>1X>1に対してf(n)=X2f(n) = X^2になったとする。 f(n)=n+[n]=X2,[n]=X2nf(n) = n + [\sqrt{n}] = X^2, [\sqrt{n}] = X^2 - nであるから、 12<n(X2n)<12 -\frac{1}{2} < \sqrt{n} - (X^2 - n) < \frac{1}{2} である。 またnnがありうる範囲を制限したい。ffが単調なこととm=(X1)2m=(X-1)^2のとき f(m)=(X1)2+X1=X2X<X2f(m) = (X-1)^2 + X-1 = X^2 -X < X^2であるから、m=(X1)2<nm = (X-1)^2 < nとわかる。 よってある自然数0k<2X10 \leq k < 2X-1が存在してn=X2kn=X^2-kとなる。 よって不等式は12<X2kk<12 -\frac{1}{2} < \sqrt{X^2-k} - k < \frac{1}{2}と書き直せる。 g(k)=X2kkg(k) = \sqrt{X^2-k} - kとしておく。

表を見るとある平方数と平方数の間にnnがあるとき最も平方数に近づくのでそこの値でこの不等式が矛盾しないか調べたい。 これはk=Xk = X付近である。

g(X)=X2XX<0g(X) = \sqrt{X^2-X} - X < 0であるから12-\frac{1}{2}との大小を調査する。 g(X)=(X12)214X<(X12)2X=12 g(X) = \sqrt{(X-\frac{1}{2})^2-\frac{1}{4}} - X < \sqrt{(X-\frac{1}{2})^2} - X = -\frac{1}{2} であるからg(X)<12g(X) < -\frac{1}{2}とわかる。特にggは単調減少なので任意のkXk \geq Xについて g(k)<12g(k) < -\frac{1}{2}となる。

次にk=X1k=X-1のときを調べる。 このとき g(X1)=X2(X1)(X1)=(X12)2+34X+1>X12X+1=12g(X-1) = \sqrt{X^2-(X-1)} - (X-1) = \sqrt{(X-\frac{1}{2})^2 + \frac{3}{4}} - X+1 > X-\frac{1}{2} - X+1 = \frac{1}{2}である。 ggの単調性から任意のkX1k \leq X-1についてg(k)>12g(k) > \frac{1}{2}がいえる。

以上より不等式12<g(k)<12-\frac{1}{2} < g(k) < \frac{1}{2}はどのような0k<2X10 \leq k < 2X-1についても成り立たないため矛盾する。従ってf(n)=X2f(n)=X^2となる自然数n,Xn,Xは存在しない。

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