6.2.18

S=(n0)2+(n1)2++(nn)2S = \binom{n}{0}^2 + \binom{n}{1}^2 + \cdots + \binom{n}{n}^2とする。 これは{1,2,,n}\{1,2,\ldots,n\}からkk個の数字を取ることを2回 (1回目と2回目で選ぶ数字には制約はない)繰り返す場合の数の総和である。

これを上手く符号化する。 今集合{1,2,,n,n+1,,2n}\{1,2,\ldots,n,n+1,\ldots,2n\}からnn個数字を選ぶ。 ある選び方に対して数字が選ばれたときは"y", 選ばれなかったときは"n"として符号化する。 例えばn=5n=5{1,2,3,4,7}\{1,2,3,4,7\}を選んだときは"yyyyn nynnn"となる。 このとき、nn以下の数字がkk個選ばれるとき、n+1n+1以上の数字は選ばれないものがちょうどkk個あることに注意しよう。 そこで次のようにしてこの符号化と最初の問題のある1つの場合に1対1に対応させる。

符号化された文字列c1c2cncn+1c2nc_1c_2\cdots c_n c_{n+1}\cdots c_{2n}に対して、 1回目はi=1,,ni=1,\ldots,ncic_iが"y"のものを選ぶ。 2回目はi=1,,ni=1,\ldots,ncn+ic_{n+i}が"n"のものを選ぶ。

以上よりSSは"y"がnn個、"n"がnn個からなる長さ2n2nの文字列の総数と等しくなる。 これはミシシッピの公式から2n!n!n!=(2nn)\frac{2n!}{n!n!} = \binom{2n}{n}であるため、 S=(2nn)S=\binom{2n}{n}を得る。

(cf. 4.3.8)

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